ギャラリー〈Place M〉は、写真の制作/発表の場として開設以来37年になります。
二つのギャラリーと6部屋の暗室(カラー/モノクロ)、デジタルプリントスペースを合わせもった空間で、写真の実験の場でもあります。
そこに写真ワークショップ「夜の写真学校」を開講して24年目を迎えました。
定員20名の小さな写真学校で、土曜日の夕方から講義があるので「夜の写真学校」と名づけました。
[ギャラリーPlace M]瀬戸正人
それぞれ、好きなテーマで写真を撮り、個展をするのが目的のワークショップで、
写真の本質と内容を追求するために、徹底的に写真を見て講評する授業となります。
参加者の半数は初心者で、今からカメラを買って参加する人もいますのでご安心ください。
また5年や10年の経験者でも、ここでは皆対等に同じ基準で写真を見ます。
デジタルやフィルムなどカメラは何でも構いません。
個展ができるレベルに達し次第、当ギャラリー[Place M]にて個展を開催し、
その後はニコンサロンやコニカプラザ、CANON写真新世紀などの公募展に出品します。
これまでに、ニコンサロン(30名)、 コニカミノルタプラザ(10数名)、ひとつぼ展(5名)、写真新世紀(4名)などで展覧会を開催ずみです。
2010年には、受講生がビジュアルアーツフォトアワードを受賞し、写真集「遠い眼」が出版されました。
また、清里フォトミュージアム/ヤング・ポートフォリオで20名ほどの写真が買いとられ、コレクションされています。
受講料は、2年間在籍できて8万円です。
詳しくは、みなさんに見学に来ていただき、個別にご説明をさせていただきますので、お気軽にどうぞ!
見学申し込み、お問い合わせは以下までご連絡ください。
開講…毎週土曜日/P.M.7:00~P.M.9:30
一定のレベルに達した段階で、当ギャラリーにて個展を開催し、これをもって修了となります。
受講料…2年間在籍できて、すべての受講料は8万円です。
年に数回、ゲストとして現場で活躍する写真家や編集者、評論家、あるいは美術館の学芸員の方々をお呼びして講義をしていただいております。これまでに、姫野希美氏、森山大道氏、北島敬三氏、須田一政氏、金村修氏、長野重一氏、沢渡朔氏、飯沢耕太郎氏、町口覚氏、石川直樹氏、小野啓氏など多数お迎えしました。
受講生の希望に応じて可能な限りゲスト作家をお呼びするつもりです。
新たなるもう1枚の写真を探すため、真剣に写真に向かおうとする人を募集いたします。
見学は随時受け付けています。 詳細は、以下にお問い合せください。
講師:瀬戸正人(せと・まさと)プロフィール |
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1953年 タイ国のウドーンタニ市生まれ 1974年 現在の東京ビジュアル・アーツで森山大道氏に出合い、写真作家を志す その後の18年間、深瀬昌久氏のアシスタントを務める 1987年 ギャラリー「Place M」を開設/主宰 1988年 写真集「バンコク・ハノイ」で日本写真協会新人賞 1993年 写真展「部屋」で東川賞・新人作家賞受賞 1996年 写真集「部屋」「silent mode」で第21回木村伊兵衛賞、写真の会賞同時受賞 1999年 エッセイ集「トオイと正人」で第12回新潮学芸賞を受賞 2007年 写真集「binran」で日本写真協会年度賞受賞 2010年~2014年 木村伊兵衛賞(朝日新聞社主催)選考員 2013年~2015年 ヤング・ポートフォリオ(YP)(清里フォトミュージアム)の選考員 2020年12月 東京都写真美術館にて個展「記憶の地図」を開催 2021年~ 清里フォトアートミュージアム副館長に就任 2021年 東川賞 国内作家賞 受賞 写真集: 『《バンコク、ハノイ》 1982―1987』(IPC、1989年刊) 『部屋 Living Room, Tokyo』(新潮社、1996年刊) 『Silent Mode』(Mole、1996年刊) 『picnic』(Place M、2005年刊) 『binran』 (リトル・モア、2008年刊) 『Cesium』(Place M、2013年刊) 『記憶の地図』(日本カメラ社、2020年刊) その他の著作: 『トオイと正人』(朝日新聞社、1998年刊) 『アジア家族物語』(『トオイと正人』文庫版改題、角川書店、2002年刊) 『深瀬昌久伝』(日本カメラ社、2020年刊) ウェブサイト:https://setos.jp |