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2015.9.7-9.13
浅草
神田生まれの私にとって、浅草は馴染みの街であった。友人とつるんで毎日のように酒を飲んだり、木村伊兵衛を見かけて興奮したり、若い頃の思い出は数限りなくある。そして誰もが味わうように、思い出はリアルな姿でとどまってはくれないものだ。
現在、浅草は、昭和と平成・和と無国籍、あらゆる要素が寄木細工のように織り込まれた不可思議な場所になっている。私が惹かれた「今ふたたびの浅草」の光景をともに楽しんでもらいたいと思う。
須田一政
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Place M ・RED Photo Gallery 合同企画
トークイベント 須田一政×萩原朔美×瀬戸正人
日時:2015年9月12日(土)
会場:Place M 新宿区新宿1-2-11 近代ビル 3F
開場:18:30
開演:19:00
参加費:900円
定員:60名(要予約)
talkshow@placem.comまでお申し込みください。(当日都合により出演者が変更になる場合があります)
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須田一政 プロフィール
写真家
1940年、東京都生まれ。62年に東京綜合写真専門学校を卒業。67年より寺山修司が主宰する演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとなる。71年よりフリーランスの写真家として活動を開始。76年、「風姿花伝」にて日本写真協会新人賞を受賞し、一躍注目を浴びる。その後、83年、写真展『物草拾遺』等により日本写真協会年度賞受賞、85年、写真展「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞を受賞。97年、写真集「人間の記憶」により第16回土門拳賞など受賞多数。
萩原朔美 プロフィール
映像作家・演出家
1946年、東京都生まれ。演劇実験室「天井桟敷」の起ち上げに参加。役者としてデビューした後、同劇団の演出家を務める。退団後は映像作品を精力的に製作する。それによりアメリカ国務省の招待を受け渡米。帰国後ビデオアートの現在についての講演を開く。その後(株)エンジンルームを設立。パルコ出版より雑誌「ビックリハウス」を刊行。初代編集長を務める。現在、多摩美術大学映像演劇学科教授。
瀬戸正人 (Place M 代表)プロフィール
写真家
1953年、タイ国ウドーンタニ市生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、深瀬昌久氏アシスタントを経て、81年、フリーランスの写真家として独立。87年、山内道雄氏と東京都新宿区四谷4丁目にギャラリー〈Place M〉を開設。
88年、写真集「バンコク・ハノイ」で日本写真協会新人賞、93年、写真展「部屋」で東川賞・新人作家賞受賞、96年、写真集「部屋」「silent mode」で第21回木村伊兵衛賞、写真の会賞同時受賞、99年、エッセイ集「トオイと正人」で第12回新潮学芸賞を受賞、2007年、写真集「binran」で日本写真協会年度賞受賞、11年から木村伊兵衛賞の選考委員をつとめる。
ミニギャラリー Mini Gallery
同上