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2008.07.28-08.03
PLACE M 20周年企画展
須田一政
眼界
「何かが起きるのではないか」という期待や、「隠された意味」を求め続け、ある日ふと何も起こらない現実や映像の裏切りまでもすんなり受け止め、「目の前に存在するモノを見つめる私」を含んだ存在の感覚を楽しむようになった。写真を「作品」と呼ぶことは、一つの世界を所有することだ。だが、今の私にはその所有を放棄することも心地よく思えるのである。
須田一政
須田一政 すだ・いっせい
1940年 東京生まれ
1962年 東京綜合写真専門学校卒業
1967-70年 演劇実験室 天井桟敷(寺山修司主宰) 専属カメラマン
1971年 フリーとなる
1976年 「風姿花伝」により日本写真協会新人賞受賞
1983年 写真展「物草拾遺」等により日本写真協会年度賞受賞
1985年 写真展「日常の断片」等により第一回東川賞受賞
1997年 写真集「人間の記憶」により第十六回土門拳賞受賞
東京綜合写真専門学校・東京造型大学講師を経て、現在、大阪芸術大学写真学科教授
日本写真家協会会員 千葉在住
ミニギャラリー
同上
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