2014.9.22-9.28

ときはなれる。解き放たれる。

いくつかの集団に別れていくことを意味する。
ここには、人間により造られていったものが人間の手から離れたとき、
その瞬間からそれぞれが安定するところへ向かっていく。

人間の無力さ。
人生の儚さ。
自然の正直さ。

それはまた、私自身でもある。
私自身の記憶や感情もまた、
「今」という瞬間から「過去」になったとき
すべてが自分のものでなくなってしまう。

記憶が次第に曖昧になっていく。

それぞれが独立した物に変わっていってしまった。
もうそれは、自分のものでは無くなってしまっていた。